【初心者向け】ゲーミングPCの選び方を基礎知識から解説。

テクノロジー



今回はゲーミングPCについて解説しました。
ゲーミングPCの購入を検討している初心者の方など、参考にしていただければ幸いです。

【用語リスト】
・CPU
Central Processing Unit(セントラルプロセシングユニット)の略。
日本語では中央処理装置。
PCの中心的な処理装置。メーカーは主にintelとAMD。

・グラフィックボード
ディスプレイに映像を出力したり、画像処理をするための部品。
PCのゲーム性能において一番重要なパーツになる。
画像処理に特化しているGPUを搭載していて、またそれ専用のVRAMというメモリも搭載している。

・GPU
Graphics Processing Unit(グラフィックスプロセシングユニット)の略。
画像処理に特化した処理装置。単純な処理速度はCPUよりも圧倒的に速い。CPUと違い処理を行うコアの数が桁違いに多いため並列処理に特化している。メーカーは主にNVIDIAとAMD。

GPUとCPUの処理速度の違いがわかりやすいデモンストレーション

・VRAM
Video RAM(ビデオラム)の略。グラボに搭載されている画像処理専用のメモリ。
VRAMの容量が多いほど解像度が高く、色の多いデータを扱える。

・リアルタイムレイトレーシング
RTXシリーズのGPUに搭載されているRTコアにより、現実のように光の反射や屈折などを演算処理するレイトレーシングをリアルタイムで行う技術。綺麗な光のグラフィックの反面グラボに負荷がかかるため、フレームレートが低下する。そのためDLSSと併用することで高解像度で綺麗なグラフィックを保ちつつ、安定したフレームレートを実現できる。

・DLSS
Deep learning super sampling(ディープラーニングスーパーサンプリング)の略。
ディープラーニングを活用した技術で、RTXシリーズのGPUに搭載されている(DLSS2.0から)TensorコアによるAIレンダリングで低解像度のシーンを高解像度にアップスケールすることができる。またグラボの負荷も減るためフレームレートも向上する。

・メモリー
RAM(Random Access memory(ランダムアクセスメモリー))とも言う。
PCのデータ一時的に保存しておくための部品で、容量が多いほど一度に複数の作業を実行することができる。

・帯域幅
周波数の下限と上限の幅のことで、帯域幅が広いとデータの転送速度が速くなる。

・ストレージ
PCのデータを保存する場所。代表的なストレージはHDDとSSD。

・HDD
Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略。SSDと比べ、容量を多く保存でき、容量に対して価格が安いのが特徴。
ただ長期使用において故障のリスクが高く、SSDと比べ読み書き速度が遅い。また動作音が発生する。HDDはデスクトップPCでよく使われる3.5インチ型とノートPCでよく使われる2.5インチ型がある。用途としては動画や画像の保存、バックアップなど。
接続規格は主にSATA。

・SSD
Solid State Drive(ソリッドストレージドライブ)の略。
HDDと比べ、衝撃などによる故障のリスクが低く、読み書き速度が非常に速い。また動作が無く、サイズが小さい。
ただHDDと比べ容量が少なく、容量に対して価格が高い。
SSDにはSATAやNVMeなどの接続規格がある。

・SATA
Serial Advanced Technology Attachment(シリアルアドバンスドテクノロジーアタッチメント)の略。
HDDやSSD、光学ドライブなどに採用されている接続規格。

・NVMe
Non-Volatle Memory Express(ノンボライタルメモリーエクスプレス)の略。
NVMe規格のSSDは高速かつ小型なのが特徴。主にM.2かSATA Expressを使用する。

・マザーボード
CPUやグラボ、メモリやストレージなどを取り付けるための電子回路基板。PCパーツの土台部分。
よくあるサイズがATX、micro-ATX、Mini-ITXでATXが主流のイメージです。

・チップセット
CPUと他のパーツや周辺機器をまとめているもの。主にマザーボードに搭載されている集積回路。

・CPUソケット
マザーボードのCPUを取り付ける場所。CPUソケットは様々な規格があり、CPUと規格を合わせる必要がある。

・PCIe
Peripheral Component Interconnect Expressの略。
グラボやSSDなどを接続するための高速な拡張インターフェイス規格。
レーン数によって速度が違い、x1、x2、x4、x8、x16などがよくあるものでレーン数が多いほど高速。
またPCIe3.0、PCIe4.0、PCIe5.0などバージョンがあり、バージョンが上がるほど1レーンあたりの速度が上がる。

・電源ユニット
PCに電力を供給するためのパーツ。処理速度などに関係ないため軽視されがちだが、電源ユニットが壊れるとPCに大きなダメージなため、実は重要なパーツ。

電源容量計算サイト(ドスパラ)
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main

・OS
オペレーティングシステムの略で、PCの基本的な制御をしたり管理するためのソフトウェア。
WindowsやmacOS、LinuxやChromeOSなどがある。

・プロセスルール
CPUなどの集積回路の回路の幅。
細かいほど高性能。

・TDP
Thermal Design Powerの略。日本語では熱設計電力。
CPUやGPUなどの集積回路がどれほどの発熱するかの値で単位はW(ワット)。
意味合いは違うが、消費電力の目安としてよく見られる。

・ベンチマーク
PCまたはPCパーツの性能を比較評価するための指標。ベンチマークスコアを比較することでCPUやグラボ性能を目安として比較することができる。ベンチマークにも色々な種類がありその分野においてPCパーツの得意不得意もある。

・オーバークロック
Overclocking、略してOCとも言う。CPUやGPU、メモリなどのクロック周波数を通常より高くすることで高い処理性能を得ること。その代わり消費電力や発熱が増えたり安定しなくなるなどのリスクがある。

・ドライバー
PCのパーツや周辺機器を動作させるためのシステム。
ドライバーのおかげでPCのパーツが正しく動作できる。

・単位
K(キロ)M(メガ)G(ギガ)T(テラ)の4つがよく使われ、Kが1000倍で左から順にさらに1000倍されていく。
例1GB=1000MB=1000000KB

【目次】
00:00 ゲーミングPC解説
00:30 基本的な話・Step1
01:30 価格について
03:18 BTOと自作
06:00 重要なパーツ・Step2
06:20 CPUについて
07:51 グラフィックボードについて
09:33 メモリについて
10:30 ボトルネックとは
11:17 スペックの見方と選び方・Step3
11:31 CPUの選び方
11:56 intel CPU
14:54 AMD CPU  
18:24 グラボの選び方
23:00 メモリの選び方
26:32 ストレージの選び方
29:31 マザーボードの選び方
30:16 intelチップセット
31:33 AMDチップセット
33:13 電源ユニットの選び方
36:30 OSの選び方

※この動画を参考にする場合は自己責任でお願いします。

#ゲーミングPC

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