Power Mac

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Power Mac, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=47232 / CC BY SA 3.0

#Macintosh
Power Mac

Power Mac(パワーマック)は、アップルコンピュータがかつて販売していたパーソナルコンピュータのシリーズ名。CPUにアップルコンピュータ、IBM、モトローラの三社で開発したPowerPCを採用している。PowerPC G3を搭載する機種まではPower Macintoshという名称であった。

2006年8月のWWDCで、Intel製Xeonプロセッサを搭載した後継機・Mac Proが発表され、Power Macシリーズは終息した。

1999年8月発表、9月の発売時にCPUの製造問題からクロック周波数を50MHzずつダウンという前代未聞の措置が実施された。形状、素材をPower Macintosh G3 (Blue & White)から引き継ぎつつ、表面はクリア仕上げ、グラファイトとホワイトという配色に変更された。ハンドルは無色透明となっている。モデル名のMacintoshはMacに短縮された。最終モデルは2003年まで販売された。基本的な筐体の構造を変化させないまま、G3から発展させたため、特に後期モデルにおいては冷却ファンの騒音が問題となった。
発売当初、CPUに使用されているAltiVec(Velocity Engine)と言われる技術の軍事転用への懸念から輸出管理対象となっていた。

PowerPC 7400 350MHz, 400MHz : ADBポートの痕跡を残したロジックボードを利用しており、Power Macintosh G3(Yosemite)ベースであることを伺わせる。Power Macintosh G3同様の高速PCIバスにグラフィックカードを有す。開発コードネーム「Yikes!」

1999年8月発表, 2000年2月16日発表(50MHz速度アップ)

PowerPC 7400 350MHz, 400MHz, 450MHz, 500MHz : Sawtooth(開発コード)と呼ばれる新設計のロジックボードを使用し、AGPバスにグラフィックカードを有する。Power Mac初めてのAirMac搭載機であり、DVIコネクタを搭載する最初の製品である。独自開発のUniNorthシステムコントローラとKeyLargo I/Oコントローラを搭載したCore99アーキテクチャは、その後のG3/G4搭載Macintoshアーキテクチャの基盤となった。

2000年7月20日発表

PowerPC 7400 400MHz, Dual 450MHz, Dual 500MHz : AGPモデルに10/100/1000Base-T Ethernetを搭載したモデル。DVD-RAMドライブを搭載するモデルも存在する。開発コードネーム「Mystic」

詳細は”Power Mac G4 Cube”

PowerPC 7400 450MHz, 500MHz : Power Mac G4のパフォーマンスを備えた革新的なモデルとして発売された。

PowerPC 7450 466MHz, 533MHz, 667MHz, 733MHz, Dual 533MHz(BTOモデル) : CPUカードが若干変更され、システムバスが133MHzに変更されたことから、PC133準拠のメモリを利用するモデル。Digital Audioという名は専用のミニプラグを用いたスピーカー端子が付き、その他音質的向上を図った設計が為された事から。SuperDrive(DVD-R/CD-RW)ドライブが搭載されたモデルも存在する。開発コードネーム「Clockwork」「Tangent」

PowerPC 7450 733MHz, 867MHz, Dual 800MHz : 前面パネルのデザインが一新され、シルバーベースのカラーに変更になる。DVD-ROM、SuperDriveに加え、安価なComboDrive(DVD-ROM/CD-RW)搭載モデルも加わった。開発コードネーム「Titan」

800MHz, 933MHz, Dual 1GHz : Apple史上初めて1GHzのCPUが搭載された機種、最後のMac OS 9単体インストールディスク付属機。開発コードネーム「Nichrome」

PowerPC 7455 Dual 867MHz, Dual 1GHz, Dual 1.25GHz : QuickSilverのデザインを生かしながら、光学ドライブ搭載位置を中央に変更し2台搭載可能としたモデル。そのドライブ用ベゼルがミラー状になっていることから…

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