wolfHSM製品紹介 – 車載HSMの統合を容易にするフレームワーク

テクノロジー



【目次】
0:00 オープニング
2:21 HSMとは
7:24 wolfHSMとその特徴

HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)はセキュリティの核となる署名検証や暗号処理を物理的に独立したプロセッサに隔離し、暗号鍵と暗号処理の安全性を飛躍的に向上させる技術です。HSMは従来、大型のクラウドサーバなどで広く利用されてきた技術ですが、最近は車載デバイス、医療機器、産業オートメーションなど堅牢なセキュリティが求められる分野でも利用が義務化、あるいは強く推奨されるようになってきています。

そうした背景から、各社の組み込み向けプロセッサでもマルチコアのコア間の独立性を利用して、物理的にアプリケーションコアから隔離させた高い安全性を持つHSM機能をサポートするものが増えてきています。

しかし、そのようなプロセッサ(MCU)が提供する機能単体で従来の機器、デバイスにHSMを導入するにはいくつかの課題もありました。

wolfHSMはそうした課題を解決し、HSMによる堅牢なシステムを容易に実現するためのハードウェアセキュリティのフレームワークです。wolfHSMを付加することで、 MCUのHSM基本機能が持つ高い安全性を維持しつつ、暗号アルゴリズムの拡張性、従来型の暗号技術からの移行性、セキュリティ機能との統合性などを強化することができます。

wolfHSMの概要と利点について、コンパクトにまとめて紹介します。

2024年6月に開催したウェビナーです。

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