SAにイスラム教の礼拝所 高速道路 より国際化

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高速道路が国際化に対応です。県内の東名のサービスエリアにイスラム教徒向けの設備が整えられ、3月26日から利用が始まりました。
 「全国の高速道路の中でも初めて用意されたのが、イスラム教徒のための礼拝室です」(青嶋文香記者)
 東名の下り線・足柄サービスエリアに設置された「礼拝室」は広さが11平方メートルほどですが、常設の礼拝室がサービスエリアに設けられるのは全国で初めてです。同時に浜名湖サービスエリアと諏訪湖サービスエリアにも設けられました。イスラム教徒は1日に5回、聖地のメッカの方角を向いてお祈りをします。
 また他にもイスラム教徒に配慮したサービスが始まりました。イスラム教徒は豚肉を食べることが禁止されているなど食事に制限があります。レストランはカレーピラフ、ガパオライス、ピリ辛麺をメニューに加え、肉は鶏肉を使い、アルコールが入っていない調味料で味付けしました。
 ネクスコ中日本では今後、イスラム教徒の高速道路を利用する人は増えるとみていて、ニーズがあれば他のサービスエリアにも礼拝室を設置することなどを検討していきたいとしています。

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