Axim, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=832375 / CC BY SA 3.0
#携帯情報端末
Axim
(アクシム)は OS を搭載した、デル社製の携帯情報端末(PDA)である。
AXIMシリーズの最初期型であり、デルで初めて開発されたPDAでもある。2002年発売。スタンダードモデルとハイエンドモデルの2種類が用意されていた。国内販売は無く、海外での販売のみ。
スタンダードモデルはIntelのXScale PXA250プロセッサ(300MHz)、32MB RAM、32MB フラッシュROM、タイプII コンパクトフラッシュスロット、SD / MMC用スロット、16ビットQVGA(240×320ドット)TFTディスプレイ、スピーカー、マイクを搭載し、US $ 279で販売。ハイエンドモデルは、クロック周波数を上昇させたIntel XScaleプロセッサ(400MHz)、64MB RAM、48MB フラッシュROMを搭載し、US $ 349で販売された。Pocket PC 2002がインストールされていたが、Windows Mobile 2003へのアップグレードも公式に提供された。それ以降のOSのアップグレードは提供されていない。
2003年10月に発売。新デザインの個体を採用。このX3から日本市場での販売も開始した。スタンダードモデルにX3、ハイエンドモデルにX3iとして2つのモデルが用意された。OSはWindows Mobile 2003。
基本的な構成は前型のX5と変わりないが、X5にあったコンパクトフラッシュスロットが無くなり、プロセッサがPXA250からPXA263に変更されている。X3は300MHzのPXA263プロセッサ、32MB RAM、32MB フラッシュROMを搭載。販売価格は29,800円。X3iは400MHzのPXA263プロセッサ、64MB RAM、64MB フラッシュROM、Bluetooth、WiFiを搭載。販売価格は3万7800円。
2004年 8月17日に3機種が発売(内1機は海外販売のみ)。デザインこそX3と変わりないが、OSがWindows Mobile 2003 SEにアップグレードされ、プロセッサがXscale PXA270に変更された。
スタンダードモデルは、312MHzのPXA270プロセッサ、32MB RAM、32MBフラッシュROMを搭載したものが34,800円で、ハイエンドモデルは624MHzのPXA270プロセッサ、64MB RAM、64MBフラッシュROMを搭載したものが49,800円で販売された。ハイエンドモデルには前型同様にWiFiを搭載している。海外では312MHzのプロセッサを採用していること以外は、ハイエンドモデルと同様の構成のモデルをスタンダードモデルとして販売している。そのため、日本でのスタンダードモデルは海外でのエントリーモデルに値する。
2005年1月13日に3種類が発売(内1機は海外販売のみ)。新デザインが採用され、スタンダードモデルにX50、ハイエンドモデルにX50vとして、国内では2つのモデルを用意。OSは前型と変わらずWindows Mobile 2003 SE。X30シリーズまでは全機種に専用クレードルが標準で付属していたが、X50シリーズからはハイエンドモデルのみにクレードルが付属するようになり、スタンダードモデルは別売り扱いとなった。また、
X3、X30では省かれていたコンパクトフラッシュスロットが再び採用され、WiFiがスタンダード、ハイエンドモデル両機種ともに標準搭載するようになった。スタンダードモデルには520MHzのPXA270プロセッサを採用し、メモリは64MB RAMと128MB フラッシュROMを搭載。販売価格は44,800円。ハイエンドモデルには624MHzのPXA270プロセッサを採用し、16MBのVRAMが割り当てられたインテル2700Gマルチメディアアクセラレータが搭載されており、Open GL ESやJSR-184などの3D APIにも対応している。そのため、マルチメディアコンテンツの再生や3Dアプリケーションなどをより高速に処理することが可能となっている。また、他のモデルの2倍の解像度を持つ640×480の3.7インチVGA液晶を採用している。他はスタンダードモデルと同一。販売価格は54,800円。海外販売のみのモデルは、416MHzのPXA270プロセッサに、64MBフラッシュROMを搭載した物がエントリーモデルとして販売された。販売価格はUS $ 299。
AIXMシリーズ中の最終モデルで、2005年11月24日に3機種(内…
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